【Amazonプライム】エクソシストディレクターズカット版を見た感想

「実は『エクソシスト』という映画は少女に悪魔が取り付く話だから大ヒットしたのではない」と看破したのはたしかスティーブン・キングだった。

こう言っていたのを町山智浩さんのブログで発見しました.

映画をより楽しむには,映画をよく知っている人のレビューや批評を聞くのが一番です.オカルトの金字塔,歴史に残る作品と評される「エクソシスト」は,”オカルト”作品としてここまでヒットしたわけではなさそうです.

スポンサーリンク

思春期の娘のグレ

映画で”悪魔”に取り憑かれるリーガン12才.父親はいなく母子家庭.十字架での自慰行為や汚い言葉,親に向かって暴力をふるうなどそれまで可愛かった娘が思春期を向かえ悪魔のように変貌してしまう.このように思春期の娘を持つ親の恐怖,家庭内ドラマを悪魔をもちいて描いている.

映画の中で母親クリスがカラス神父に「父親は?」と聞かれ「ヨーロッパに」と答えている.また「離婚した父親がリーガンの誕生日に連絡を寄越さない」とクリスが怒っているシーンもあり、女優業で忙しく父親もいなく母子家庭,このような孤独がリーガンを思春期を階段から突き落とすかのようにさせてしまった原因ととれる.

エクソシストにはモデルになった事件「メリーランド悪魔憑き事件」

伝説のホラー映画「エクソシスト」にはモデルになった実際の事件があった?~「メリーランド悪魔憑き事件」とは?|謎カレンダー

1949年3月9日から数ヶ月にわたって,事件に関わったレイモンド・J.・ビショップ神父の日記がワシントン・ポスト紙に掲載され、これを学生時代に読んだ「エクソシスト」の小説の原作者であるウィリアム・ピーター・ブラッティが後に小説を書いたことで有名になったのである。

メリーランド州コッテージシティ市に住む、とある少年の叔母の死が事件の発端となる.少年は一人っ子だったため,叔母が遊び相手の友人のような人だった.また彼女は霊の存在を信じていたため,ウィジャ・ボード(西洋版コックリさん)やタロットをしてよく遊んだと言う.少年は叔母の死により大変ショックを受け、ウィジャ・ボードにより死んだ叔母とのコンタクトを試しみたと言う.この事を切っ掛けに少年は謎の奇病に犯される事になる.

映画の中でもこのウィジャボードは出てきました.リーガンの一人遊びのおもちゃとして実際にやってみせ不気味に勝手に動いているように見えました.私が小学生だった頃にも,放課後の教室でこっくりさんを女子三人でやっているところを目撃したことがあります.三人の人差し指を三本,十円玉の上に乗せ唱えると勝手に動いていました.三人のうち誰かがちょっと力を入れているんじゃないかと思ってましたが本人達は怖がっていたのでこっくりさんの存在を信じていたのだと思います.

まとめ

メリーランド事件の叔母が亡くなり一人寂しくなってしまった少年と親の不在のリーガン,どちらも寂しい境遇にあったわけだ.そういった心の穴や落ち目に精神的なキズが生まれたり,得体のしれない力が多感が子供に憑いてしまうのかもしれない.

スポンサーリンク